倫理的な雇用慣行
当社は、魅力的な報酬と福利厚生や、同僚との連帯感、協力、キャリア開発を促進する卓越した企業文化に基づいたプログラムを通じて、優秀な人材を引きつけ、定着させることで、多様性のあるグローバルな職場環境を生み出すことに取り組んでいます。当社は、国際基準に準拠し、性別、国籍、または人種を問わず、すべての従業員に対して敬意と公正に基づく安全で健全な職場環境を確立することで、人権の基本原則を遵守します。当社の人権ポリシー・ステートメントについては、こちらをご覧ください。
従業員の定着
Cirrus Logicの長期的な成功は、才能ある人材を引きつけ、定着させる当社の能力にかかっています。当社は重要なニーズを満たすために、従業員が自分の貢献に触発され、やる気を出し、認識されていると感じるだけでなく、プロとしてのスキル向上にも貢献できる環境を育むことに尽力しています。総合的な従業員満足度の指標として、Cirrus Logicは、自発的離職率(2024年度は6%、業界全体では12%)のベンチマークを一貫して下回っており、平均在職期間は8年です。
多様性
Cirrus Logicは、役職、性別、または人種を問わず、グローバルな職場作り・人材育成に取り組んでいます。当社では、職場での公平性に関する基本原則に準拠するよう、採用プロセスを定期的に見直しています。当社は、すべての性別および過小評価されているグループとのエンゲージメントを高めることに焦点を当てており、より包括的かつ前向きな職場環境を作るための戦略を採り入れています。
環境・健康・安全
従業員、訪問者、コミュニティの健康と安全を守ることは、Cirrus Logicにとって重要です。当社では、EHS管理システムの枠組み内でグローバル・プログラムを管理するため、専任の環境・健康・安全 (EHS) チームを配置しています。このチームは、グローバルEHSポリシーを運用し、勤務施設に特有のプログラム、トレーニング、コミュニケーションを監督します。当社のEHSポリシーは、世界中のCirrus Logicの従業員、請負業者、訪問者に適用されます。
リスク評価と危険の特定
Cirrus Logicは、環境・健康・安全に関連のあるリスク評価を行い、事故や事件、危険な職場慣行を防止するために、すべての労働基準を遵守しています。当社は、活動、機器、特定の薬品の使用を定期的に見直し、必要な手順が遵守されていることを確認しています。
環境・健康・安全管理システム
Cirrus Logicには、専用のポータルを通じて、全従業員がアクセスできる環境・健康・安全管理システムが設置されています。従業員には、職場を改善するための提案を行うことが奨励されています。環境・健康・安全のパフォーマンスは、当社の社内チームによって監視および管理されています。
事故防止
事故が発生した場合は、状況を調査・分析し、根本原因を突き止め、再発防止のための是正措置を講じて、従業員を守っています。
トレーニング
従業員向けに、サイト固有の安全情報を共有するための定期的な教育、専門トレーニング、およびeラーニングツールが提供されています。当社の目標は、従業員に必要なスキルを身につけてもらい、トレーニングを実施して準備態勢を整えることによって、職場における病気や怪我のリスクを最小限に抑えることです。トレーニングには、緊急時の準備を確固たるものにする応急処置や避難訓練などが含まれます。当社の研究施設に勤務する従業員は、環境・健康・安全に関する特別な役割別のトレーニングを受けています。
イノベーションに対する当社の重点的な取り組み
革新的な製品を提供し、困難なエンジニアリング問題を解決するCirrus Logicの能力は、顧客から高く評価されているだけでなく、当社の成功にとっても重要です。研究開発への当社の多額の投資は、先端プロセス技術開発、新製品の導入、および隣接する応用分野の拡大に充てられています。この投資は、将来の機会を促進する上で極めて重要です。世界中に及ぶ特許の強力なポートフォリオを以て知的財産を保護し、差別化された製品の提供を実現します。さらに、Cirrus Logicは、毎年の米国特許発行数に基づいた、特許分野の年間トップ300企業、組織、大学をまとめた2023 Patent 300® Listに掲載されました。
社員を大切にする
Cirrus Logicは、身体的、精神的、感情的、経済的な幸福の重要性を認識し、従業員とその家族に多くのリソースとメリットを提供しています。グローバルな福利厚生には、競争力の高い報酬にとどまらず、会社提供の健康保険プログラム、個人的な休暇手当、家族に配慮した環境の中で各従業員を評価して報酬を与えるためのさまざまなプログラムが含まれています。
従業員の福利厚生
当社の卓越したレベルの従業員定着率の主な理由は、この福利厚生にあると考えています。
- 会社提供のヘルスケア(医療、歯科、眼科、障害など)
- 401(k)および関連する年金制度
- 長期私用休暇(PTO)
- 保育料割引および介護に対する補助
- 育児休暇、代理出産および養子縁組支援プログラム、不妊治療をカバー
- 従業員への出張時緊急対応サービス
従業員の健康およびウェルネス・プログラム
Cirrus Logicは、ウェルネスは生活の一部であり、活力に満ちた職場を維持するうえで重要な役割を果たすと考えています。
- Cirrus Logicの従業員とその扶養家族を対象としたオースティンの企業内診療所
- 生体認証テスト
- インフルエンザ予防接種クリニック
- 瞑想アプリへの無料アクセス
- 予防的な健康診断
- 主要拠点での社内フィットネス施設
- 秘密厳守の無料メンタルヘルス・サポートと月1回のウェルネス・セミナー
- 有酸素運動、ヨガ、ウェイト・トレーニングなどのウェルネス・フィットネス
- 新型コロナウィルス(COVID-19)の検査とワクチン
従業員の学習および専門能力開発
Cirrus Logicでは、世界規模の従業員研修と専門能力開発プログラムを維持することで、従業員の成功を後押ししています。当社の従業員は自分たちの昇進に高い価値を置いており、学ぶことに対して貪欲です。また、当社の従業員がリーダーとして、またキャリアにおいて可能性を最大限に発揮できるように支援するため、専門家団体の会費も提供しています。
教育支援
Cirrus Logicは、学部生と大学院生に対して学費援助を行っています。継続教育は、従業員のキャリアの育成および向上を支援するうえで重要な役割を担っています。
コラボレーションと知識の共有
学ぶことを促進し、組織全体でベストプラクティスを共有することは、従業員の能力開発における重要な側面です。当社内の専門家たちは豊富な知見を持ち、新しい分野での意見交換を促進するため、外部の専門家を招請する機会を常に模索しています。当社ではこれを、Tech Talk Tuesdaysなどのイベントで推進しています。本イベントでは、学術界や業界のリーダーたちが定期的に研究について講演し、従業員と示唆に富む対話も行われます。また、KnowledgeSharesでは、社内の専門家たちが、自分たちがチームと行っている業務について話をし、会社全体で発生している数々のイノベーションについて従業員たちは理解を深めることができます。
リソース
Cirrus Logicは、オンラインサブスクリプション、印刷資料、研究支援、チュートリアルなどを通じて、豊富な情報提供を行う専任の図書館員がサポートする、オンサイトおよびバーチャルの企業ライブラリを提供しています。このライブラリは、時間を節約し、エンジニアリングプロジェクトを進めるのに役立つ重要な研究サービスを当社技術者たちに提供します。さらに、書籍、技術レポート、学術誌の記事、リーダーシップ育成なども提供しています。
社員表彰プログラム
Cirrus Logicでは、イノベーション分野または重要なプロジェクト開発で並外れた結果を出した従業員や、人一倍努力をした従業員に対し、個人とチームの両方に報奨を与える様々な社員表彰制度を設けています。
従業員リソースグループ
女性リーダーシップ・チーム
女性リーダーシップ・チーム
Cirrus Logicの女性リーダーシップ・チーム(WLT)は、女性を支援・奨励し、つながり、メンターシップ、コラボレーションを通してスキルやリーダーシップ能力を向上できる包括的な環境を整えることを目指しています。
2024年度、WLTはCirrus Logicの取締役会メンバーとのキャリアに関する懇談会、効果的なコミュニケーションと個人向けブランド強化に関するワークショップ、エグゼクティブ・リーダーシップ講演シリーズなどを通じて、メンバーの専門能力の開発を支援しました。さらに、メンバーは、毎月開催されるメンターシップ・グループ会議で交流を深め、アイデアを共有し、読書クラブに参加し、テクノロジー分野で活躍する若者や女性を支援するためのさまざまなアウトリーチ活動を行いました。
Cirrus Logic環境アクションネットワーク
Cirrus Logic環境アクションネットワーク
Cirrus Logicの環境アクションネットワーク(CLEAN)の目的は、従業員、その家族、コミュニティが、私たちの生活や仕事に関わるさまざまなサステナビリティ分野において真の違いをもたらすのを支援することです。
2024年度、CLEANは、ミツバチとコウモリが繁栄する生態系をどのようにサポートし、どのように保護できるかに焦点を当てたグローバル学習イベントを後援しました。また、ゴミを減らし、物を再利用するための創造的なアイデアを提供するセッションを開催し、環境に良い影響を与えることに焦点を当てた他のディスカッションも行いました。