クラスDスピーカ・ドライバ内蔵 低電力コーデック
CS42L52は、24ビットの低電力ステレオ・オーディオ・コーデックです。外部スピーカにチャネルあたり最大1 Wの非常に効率のよいクラスD増幅を行うか、あるいはステレオ・ヘッドフォンにチャネルあたり44 mWで駆動するのに十分な電力を供給し、再生モードではわずか13 mW/1.8 Vの消費電力を達成しています。CS42L52は、そのコアを単一の電源から駆動することも、クラスDアンプをバッテリー電源に直結してより効率的な動作を実現することもできます。グラウンド・センター出力により、CS42L52では、起動時のクリック・ノイズやポップ・ノイズが低減し、ロー・エンドの周波数特性が改善します。さらに、DCブロッキング・コンデンサが不要となるため、コストとスペースを削減することにもつながります。
CIRRUS ROCKS® CIRRUS® ENGINEERED TO ROCK® INNOVATION THAT ROCKS®
テクノロジー
特長
- 高性能ステレオADCおよびDAC
- ダイナミック・レンジ: 99 dB (ADC)、98 dB (DAC)(A重み付け特性)
- -88 dB THD+N
- 柔軟なステレオ・アナログ入力アーキテクチャ
- 4:1アナログ入力マルチプレクサ
- アナログ入力ミキシング
- ボリューム・コントロールを備えたアナログ・パススルー
- アナログ・プログラマブル・ゲイン・アンプ(PGA)
- プログラム可能な自動レベル制御(ALC)
- 雑音抑制用の雑音ゲート
- プログラム可能なしきい値とアタック/リリース・レート
- デュアルMIC入力
- 差動またはシングル・エンド
- MICプリアンプ: +16 dB~+32 dB(1 dB刻み)
- プログラム可能な低ノイズMICバイアス・レベル
- デジタル信号処理エンジン
- バスおよびトレブルのトーン・コントロール、デエンファシス
- メインボリュームおよび独立したPCM SDIN + ADC SDOUT Mixボリューム・コントロール
- ソフト・ランプおよびゼロ・クロスの変化
- プログラマブル・ピーク・ディテクタおよびリミッタ
- フル・トーン・コントロール付きビープ音ジェネレータ
- 外部フィルタ不要
- 10% THD+Nで高ステレオ出力
- 2 x 1.00 W (8 Ω @ 5.0 V)
- 2 x 550 mW (8 Ω @ 3.7 V)
- 2 x 230 mW (8 Ω @ 2.5 V)
- 10% THD+Nで高モノラル出力
- 1 x 1.90 W (4 Ω @ 5.0 V)
- 1 x 1.00 W (4 Ω @ 3.7 V)
- 1 x 350 mW (4 Ω @ 2.5 V)
- バッテリー直結での駆動が可能
- バッテリー・レベル・モニタリングと補正
- 800 mWで82%
- 位相調整されたPWM出力によりアイドル・チャネル電流を削減
- スペクトラム拡散変調
- 低静止電流
- グラウンド・センター出力
- DCブロッキング・コンデンサが不要
- 集積負電圧レギュレータ
- -75 dB THD+Nでの高出力
- 2 x 23 mW (16 Ω @ 1.8 V)
- 2 x 44 mW (16 Ω @ 2.5 V)
- 標準オーディオ・クロック・レートに加えて、12、24、27 MHzのメインクロックをサポート
- 高性能24ビット・コンバータ
- マルチビット・デルタ・シグマ・アーキテクチャ
- きわめて低い64Fsのオーバーサンプリング・クロックにより消費電力を削減
- 低電力動作
- ステレオ・アナログ・パススルー: 10 mW @ 1.8 V
- ステレオ再生: 14 mW @ 1.8 V
- ステレオ録音および再生: 23 mW @ 1.8 V
- 可変電源
- 1.8 V~2.5 Vのデジタルおよびアナログ
- 2.5 V~5 VのクラスDアンプ
- 1.8 V ~ 2.5 Vヘッドフォン・アンプ
- 1.8 V ~ 3.3 Vのインターフェース・ロジック
- パワー・ダウン管理
- ADC、DAC、コーデック、MICプリアンプ、PGA、ヘッドフォン・アンプ、スピーカ・アンプ
- アナログおよびデジタル・ルーティング/ミックス:
- ライン/ヘッドフォン出力 = アナログ入力(ADCバイパス)
- ライン/ヘッドフォン/スピーカ出力 = ADC + デジタル入力
- デジタル出力 = ADC + デジタル入力
- 内部デジタル・ループバック
- モノラル・ミックス
- フレキシブル・クロック・オプション
- メインまたはセカンダリの動作
- 高インピーダンス・デジタル出力オプション(コーデックとその他のデータ・ソース間の簡単なマルチプレクシング)
- クォーター・モード(例: 最大8 kHzまでフラットなノイズフロアを維持しながら16 kHzのサンプリング周波数に対応)
- サンプル・レート: 4 kHz~96 kHz
- I²Cコントロール・ポート動作
- 温度モニタおよびシャットダウン
- ヘッドフォン/スピーカの検出用入力
- ポップとクリックの抑制